葬儀・お墓

墓地の種類と特徴について考える


最近、終活を始めた方から

「寺院墓地・公営墓地・民営墓地それぞれの特徴って何なのですか?」

と聞かれた事がありました。

 

確かに、名称や大まかな特徴はわかるのですが、

もっと細かく「何がどうちがうのか?」という

お墓の購入を検討していらっしゃる方の為に、

 

今日は

「墓地の種類と特徴」について、

2~3分で読める程度にアウトプットしてみたいと思います。

 

 

墓地の種類

 

まず、3種類の墓地について説明をしていきます。

 

寺院墓地…寺院が運営管理している墓地のこと

公営墓地…地方自治体が運営管理している墓地のこと

民営墓地…主に宗教法人が運営管理している墓地のこと

 

 

 

各墓地のメリット・デメリット

 

次に、それぞれの墓地のメリット・デメリットを

見ていきます。

 

①寺院墓地のメリット・デメリット

まず、寺院墓地のメリット・デメリットから見ていきましょう。

【メリット】

 

立地条件が良い事が多い

永代供養をしてもらえる事が多い

・葬儀・法要の相談がしやすい

 

【デメリット】

 

・その寺院の檀家になる必要がある

諸会費を求められることが多い

石材店の指定をされる事がある

・墓石のデザインなどを制限される事がある

 

 

②公営墓地のメリット・デメリット

次に、公営墓地のメリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】


年間管理費永代使用料が安い

宗派の制限がない

経済的破綻の心配をしなくても良い

・しっかりと管理されている

石材店の指定はない

 

 

【デメリット】

 

抽選式なのでなかなか当たりにくい

募集期間が定められている

区画を選べないことが多い

同じ自治区域内に住んでいる人を対象とする事が多い

生前購入をする事が出来ない

・墓石のデザインなどを制限される事がある

 

 

③民営墓地のメリット・デメリット

最期に、民営墓地のメリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

 

募集をしている数が多い

宗派の制限がない

設備・サービスが充実している

生前購入をする事が出来る

・墓石のデザインなどを自由に選ぶ事が出来る

 

【デメリット】

 

石材店を指定される事がある

年間管理費永代使用料が高い

・設備やサービスは運営する会社によって異なる

経営破綻をしてしまう事がある

 

 

年間管理費の相場

 

ここでは、年間にかかるコストについて見ていきましょう。

 

「年間管理費」とは、墓地に定期的に支払う管理費の事です。

 

①寺院墓地… 数千円~1万円前後

②公営墓地… 1万円以下

③民営墓地… 数千円~1万5千円前後

墓地のタイプによって年間にかかる管理費に違いがあります。

その他に、「永代使用料」といって、お墓を建てる土地を

永代に渡って使用できる「永代使用権」を得る為に契約時などに

支払う費用がかかります。

 

 

 

まとめ

ポイント


・墓地の種類

・各墓地のメリット・デメリット
①寺院墓地のメリット・デメリット
②公営墓地のメリット・デメリット
③民営墓地のメリット・デメリット

・年間管理費の相場

 

 

今日は、「墓地の種類と特徴」について書いてきました。

 

まずは生前の故人の希望、自分達のおかれている状況、

負担することが可能な費用なども含めて、

自分達に一番合った墓地の種類を選ばないといけませんね。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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