医療・介護

親の介護が必要と感じたらまず何処に相談をすべきか?

私(東京在住)には実家(静岡です)に70代後半で

「おひとりさま」の母がいます。

今は

「ウチの親はまだ元気だから大丈夫!」

と思っていますが、いつ介護が必要になっても

不思議ではありません。

 

いきなり介護が必要になった場合、

「とりあえずどこに相談したらいいの?」

 

とパニックにならない様に、

流れだけでもイメージできる感じで

「介護が必要になった場合にまず何処に相談をすべきか?」

を2~3分で読める程度に書いていきます。

 

流れだけでも前もって知っておくと

いざという時に安心ですよね!

 

 

 

介護が必要?と感じたらまずは何処に相談するの?

まずは「地域包括支援センター」に相談をしてみましょう。

 

①地域包括支援センターとは?

自治体によって呼び名が異なりますが、大体1つの市町村で

1ヶ所程度(日常生活圏域)あります。

 

医療や福祉など、地域内にある社会サービスを利用して

高齢者の生活上の困りごとに対して総合的にワンストップで

相談に乗ってくれる施設です。

 

 

②4つの業務で支える

地域包括支援センターは4つの業務で皆さんを支えています。

 

1.介護予防ケアマネジメント

要介護状態の予防対策・介護予防給付・介護ケアプランの作成・

身体機能の悪化予防など

 

2.総合相談

高齢者からの各種相談対応など

 

3.権利擁護

高齢者に対する虐待防止や対応・成年後見制度のサポートなど

 

4.包括的・継続的ケアマネジメント

地域ケア会議の開催・ケアマネージャーへの個別相談や支援など

 

 

③利用できる条件・相談料金

対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者、又はその支援の為の

活動にかかわっている人が利用でき、相談料金は無料です。

 

 

④3種類の専門家がいるから安心

地域包括支援センターには、3種類の専門家がいて、

様々な専門性を発揮して相談に対応しています。

 

・保健師(看護師)

主な担当:「1.介護予防ケアマネジメント」

 

・社会福祉士

主な担当:「2.総合相談」、「3.権利擁護」

 

主任ケアマネージャー

主な担当:「4.包括的・継続的ケアマネジメント」

 

 

⑤こんな相談内容でも大丈夫?

・まず何から始めたらいいかわからない

・介護を受けずに予防したい

などの相談でもOKです。

 

介護状況が進行した場合を想定しがちですが、

介護予防を軸としていますのでまずは気軽に

相談をしてみましょう。

 

 

親が遠方に住んでいる場合は何処に相談するの?

 親が遠方に住んでいる場合は、

親が住んでいる地域の包括支援センターを探しましょう。

 

Googleで

「地域包括支援センター+あなたの親が住んでいる地域」

で調べる事が出来ます。

 

 

 

「介護サービス利用」までの大まかな流れ

ここでは、介護サービスを利用するまでの大まかな流れを見ていきましょう。

 

①地域包括支援センターに相談をする

まずは親が住んでいる地域の「地域包括支援センター」
に相談をしてみましょう。

 

②かかりつけの主治医に相談をする

後日市町村から主治医に「主治医の意見書」の作成依頼があります。

 

③要介護認定を申請する

「介護認定」の申請をして、介護レベルを専門家に判定してもらう

必要があります。

 

④要介護認定を受けてからケアプランを作成する

「主治医の意見書」、調査員による「認定調査」の結果を踏まえて

認定結果を待ち、結果が出たらケアマネージャーなどに依頼をして

「ケアプラン」を作成してもらいます。

 

⑤介護サービスの利用開始

ケアプランに記載されたサービス提供事業者と契約をして、

介護サービスの利用開始となります。

 

 

 

まとめ

ポイント

・介護が必要?と感じたらまずは何処に相談するの?

・親が遠方に住んでいる場合は何処に相談するの?

・「介護サービス利用」までの大まかな流れ

 

今日は「介護が必要になった場合にまず何処に相談をすべきか?」

について書いてきました。

 

ここに書いてきたことは親の場合だけでなく、

自分自身が「もしかして?」

と感じた時の相談でも利用して下さいね。

 

ネットで怪しい業者を探して相談をするのではなく、

まずは「地域包括支援センター」に相談をしてみると

安全でスムーズに事が進むと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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