終活

まずは「写真整理」から始めてみる「終活」


皆さんの実家は写真やアルバムが一杯ではありませんか? 

私の実家も大きさの異なるアルバムで一杯です…。 

 

お仕事で生前整理や遺品整理の為に訪問するお客様のお宅は 

どこも写真やアルバムだらけです。 

 

親が亡くなった際、残された家族が一番困るのが 

「写真の処分」だそうです。 

親や親戚・友人などが写っていると処分に困りますよね…。 

 

今日は、「写真整理」という終活について2~3分ほどで 

読める程度に書いてみました。 

 

 

「写真整理」を行うと得られる3つのメリット 

 数が多くてとにかく大変な「写真整理」ですが、行うと得られる 

メリットはどんなものがあるのでしょうか? 

 

①人生を振り返る事が出来る 

忘れかけていた人物・思い出の場所・ 

昔の友人・かつて住んでいた家など、自分のこれまでの 

人生を写真で振り返る事が出来ます。 

 

 

②自己肯定感が高まる 

自分の生い立ちから学生時代・就職・結婚・子育てなど 

自分が頑張って生きてきた軌跡を目にする事によって 

「頑張って来たな」という自己肯定感が高まります。 

 

 

③家族との会話が弾む 

写真整理を家族とする・または整理した写真を家族に 

見てもらうと、「あの時はね…」など、思い出話で 

日頃減ってきた家族との会話が弾みます。 

 

写真の整理はメリットだらけですね。今日から始めましょう! 

 

 

 

アナログ写真の整理法 

 まず、アナログ写真の整理法の例となります。 

 

①写真を1ヵ所にまとめる 

写真を1ヵ所にまとめる事から始めましょう。

靴の空き箱くらいの空き箱に写真を入れます。

 

②写真を仕分けする 

「イベント名」・「撮影日」を記入した 

間仕切りを入れて写真を仕分けしていきます。 

 

③残す写真を選ぶ 

残す写真を選ぶコツは以下の通りです。

・ピンボケしていない 

・行った場所がよくわかる 

・風景写真でない 

・大切な家族・親戚・友人が写っている 

・記念に撮っておきたい印象的な写真 

などです。 

 

④選んだ写真を保存する 

写真を選んだら保存方法を検討しましょう。

・ポケットアルバムに残す 

・スキャンして画像データをCD-RやDVDに残す 

 (処分しきれない写真もスキャン画像なら邪魔になりません) 

・ミニフォトブックを業者に作ってもらう 

  

 

※アルバムは薄くてサイズを統一させた方が 

 うまく保存できます。 

 

※捨てづらい写真は神社やお寺に持って行き 

 お焚き上げ供養をしてもらう事も出来ます。 

 

ネガフィルムをデータ化してCDに入れてくれる 

 サービスもあります。 

 

 

 

 

デジタル写真の整理法 

 次に、デジタル写真の保存方法です。 

 

①写真画像を1ヵ所に集める 

パソコンのデスクトップなどに「写真整理用フォルダ」 

を作っておきます。 

 

②フォルダ内の画像を仕分けする 

「写真整理用フォルダ」内に、「イベント名」 

「撮影日」を入力したフォルダを作成します。 

 

③残す写真を選ぶ 

前章の③と同じ基準です。 

 

④選んだ写真を保存する 

・画像データをCD-RやDVDに残す 

・ミニフォトブックを業者に作ってもらう 

 

 

※画像だけだとパソコンのトラブルなどで 

データが消えてしまうリスクもあります。 

 

可能であれば、アナログとデジタルの両方で 

保存しておく方が好ましいです。 

 

 

 

最も重要なことは… 

 

「写真整理」はこれで終わりではありません。 

 

そうです。現在の写真がありませんね。 

最も重要なことです! 

 

現在の写真があると、遺影として使用する事ができ、

最近会っていなかった

人達にも葬儀の時などに見てもらう事が出来ます。

 

 

1年に1度はおめかしをして、写真館の様なプロのお店で 

素敵な笑顔の写真を撮ってもらう様にしましょう。

 

 

まとめ 

ポイント

・「写真整理」を行うと得られる3つのメリット 

・アナログ写真の整理法 

・デジタル写真の整理法 

・最も重要なことは… 

 

 

今日は「写真整理」について見てきました。 

 

何から始めて良いのか、よくわからないという 

「終活」も、まずはこの「写真整理」から 

始めてみるのも良いです。 

 

生前に「写真整理」をするという事は、 

自分にとってもメリットが多いですし、 

残される家族への思いやりでもあります。 

 

ただ親に勧めるのでなく、 

デジタル化など、息子さん・娘さんが一緒に 

手伝ってあげると会話も弾んで良いですね。 

 

「今日こそ、この事を母に強く言おう!」 

と再び心に誓った私でした…。 

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました! 

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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