終活

「孤独死」しない様に「おひとりさま」が心掛けたい事とは?

皆さんは「孤独死」について考えた事はありますか?

私はかつて不動産賃貸管理会社に勤めていた時には

毎月の様に「おひとり様」「安否確認」「孤独死」の現場に

数多く立ち会ってきました。

 

今日は、おひとり様が孤独死をしない様に、

日頃から自分の母親にも提案している事を書いてみたいと思います。

 

 

 

孤独死とはどんな状態?

「孤独死」とは一般的にどの様な状態なのでしょうか?

 

「孤独死」もしくは、「孤立死」と呼ばれています。

「一人暮らしの方が自室で亡くなっていること」なのですが、

近年増加傾向にあります。

 

家族や親戚、会社関係などの方からの安否確認によって

早期に見つかれば良いですが、なかには

数週間~1ヶ月ほどそのままで発見されるケースが

年々増えています。

 

 

 

孤独死しやすい人の特徴や環境

では、私が実際に出会った中で多かった

「孤独死」しやすい人の特徴や環境などに

共通点があるのかを見ていきましょう。

 

 

①家事が苦手な50代以降の男性

最近の男性は料理や家事が得意、という方も多いですが、

50代以降の男性は、これまで働きずめで日々を過ごし、

パートナーに任せききりにしていた人が多く

料理や家事が苦手な世代です。

 

そのため、パートナーと離婚や死別をしてしまうと

途端に生活が荒れてしまい、病気や突然死などが

増えてしまいます。

 

 

②経済状態が悪く、病気がちで暮らしに余裕がない人

リストラや非正規雇用などで経済状態が悪く、

病気がちであるのに、満足に病院にも通う事が出来ない方

も結構いらっしゃいます。

 

所得の関係で満足に食べていく事が出来ずに

「冷蔵庫の中はいつも空っぽ」という事もよくあります。

 

 

③近所付き合いがなく、地域との交流が少ない人

女性は近所付き合いや趣味の交流などで人と繋がる

行動を上手にとる事ができますが、

男性は会社を退職をしてしまうと部屋に引きこもりがちで

社会との交流がめっきり減ってしまいます。

 

 

以上の様に、「孤独死」となりがちなタイプは、

すごく特殊な人達ではなく、

どこにでもよくいそうな普通の人だという事がわかります。

 

 

 

孤独死をしない為にすべき8つの事は?

では、「孤独死」をしない為には具体的にどんな行動を

取ったら良いのでしょうか?

 

①友人や近所の人と積極的に会って交流する機会を持つ様にする

 

②趣味を持って同じ趣味を持つ仲間と活発に交流をする

 

③ボランティアやシルバー人材センターなどに登録をして

 常に社会と接する機会を持つ

 

④地域のサービスや地域包括センターなどを訪問してみる

 

⑤民間企業の訪問・安否確認サービスを利用してみる

 

⑥Facebookなど、SNSを毎日更新するクセをつけておく

 

⑦健康的な生活を心掛け、定期検診を受ける

 

⑧毎日部屋の中を整理整頓してスッキリとした状態で暮らす

 

出来ることからでよいので、試してみると少しずつ

毎日の暮らしが変わってきます!

 

 

 

まとめ

ポイント

・孤独死とはどんな状態?

・孤独死しやすい人の特徴や環境

・孤独死をしない為にすべき8つの事は?


よく「私はおひとり様だから終活は必要ないよ」

という方がいらっしゃいますが、

「おひとり様」だからこそ終活は必要です。

 

「終活」は、

「もしもの時の為にやっておく作業」的な

所もありますが、

 

「おひとりさま」も活動をする事によって

地域や人と繋がってきますので

自然と「孤独死」が防げるのだと思います。

 

年齢に関係なく、男性の方も「終活」を

始めてみませんか?

 

最後までお読みいただきまして

ありがとうございました!

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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