住まい

生前整理における「片付け」の上手な進め方とは?

 

先日、母に「生前整理の一環で少しずつ片付けをしてみない?」

と聞いてみた所、

「やる気はあるけど、どこから手を付けたら良いの?」

「どうやってやるの?」

「どういう基準でやるの?」

など、質問攻めにあいました。

 

そこで今日は、生前整理における「片付け」の上手な進め方について

書いていきたいと思います。

 

 

終活における「片付け」とは?

終活における「片付け」とは、

今までずっと気にかかっていた思い出の品と向き合い、

本当に大切な物だけ残し、心の中も整理する」

という行動です。

 

ただ「片付ける」だけではなくて、作業を通じて

心の中も整理していくと気持ちを一新出来ますね。

 

 

「片付け」での上手な進め方とポイント

では、「片付け」においての上手な進め方とポイント

を挙げてみたいと思います。

 

・出来る範囲で少しずつ小さな場所から始める

 

・明らかに「今使っていない不要な物」を取り出して処分する

 作業から始めてみる

 

・思い入れの少ない物から始めてみる

 

・息子・娘の立場になってみて、「これが残されてうれしいか

 うれしくないか」を考える

 

・「本当に残しておきたい物なのか」を毎年見直す

 

・完璧を目指してはいけない

 

以上、当たり前の事なのですが、文字で読んでみると

新たな発見があるかもしれません…。

 

 

 

物の手放し方「4つの分別ルール」

 

物を手放すには「分別」をするとスムーズに

いく事が多いです。

 

人にもよりますが、4つ程度に分別するのが

良いのではないでしょうか?

 

 

分別その①:今使っている・使う予定が決まっている物

今使っている物・使う予定が決まっている物は残します。

 

【ポイント】

・使いやすく収納をし直す必要があります。

 

分別その②:思い出の物・残しておきたい物

思い出の物・残しておきたい物は最小限にしておきましょう。

 

【ポイント】

・まだ元気なうちに次の世代に受け継ぐ

・わかりやすい場所に飾っておく

・思い出の品の適量は、昔からよく言われているのが「ミカン箱ひと箱分」です。

 

分別その③:使わない物・使い切った物

使わない物・使い切った物は思い切って処分しましょう。

 

【ポイント】

・処分する

・人に譲る

・リサイクル業者に買取をしてもらう

・オークションサイトやフリマサイトで売る

 

分別その④:保留

「保留」にして都度見直していきます。

 

【ポイント】

・どうしても判断できない物のみとする

・毎年見直す

 

 

部屋も心もスッキリしたら次は「収納」

お部屋も心もスッキリしたら今度は「適切な収納」です。

 

①「見た目」よりも「使いやすさ」を優先すべき

見た目がいくら良くても、使いにくかったら

意味がないですよね。

 

高齢者には「使いやすさ」重視です。

 

②目に見える場所に置く

目に見える場所に中に入っている物などを

シールに書いて貼っておくと色々開けて探さなくて良いです。

 

③取り出しやすい場所に置く

奥にしまったり、重ねて置いたりするのは危険なので

やめて取り出しやすい場所に置きましょう。

 

④手の届く場所に置く

高い所に置くと落下したり、取る時に転倒したり

するのでとても危険ですので手の届く場所に置きましょう。

 

⑤重い物や割れ物は下の方へ置く

重い物や大型の割れ物などは危険ですので下の方

収納しましょう。

 

恐らくほとんど使わないはずです…。

 

⑥「天袋は使わない」という選択肢もある

和室によくある「天袋」は若い人でも届かない場所です。

「完全に使わないけど取っておくべき物」を収納

もしくは

「天袋は使わない」という選択をする高齢者の方も

結構いらっしゃいます。

 

 

 

まとめ

ポイント

・終活における「片付け」とは?

・「片付け」での上手な進め方とポイント

・物の手放し方「4つの分別ルール」

・部屋も心もスッキリしたら次は「収納」

 

今日は、「片付け」の上手な進め方や分別の仕方

について書いてみました。

 

基本的に、親の世代は「何かに使うからとっておく」

         「まだ使えるからもったいない」

などの理由から、頭ではわかっていてもなかなか行動に

移せない方がほとんどだと思います。

 

まずは息子・娘世代の私達が知識を学んで、

そっと親にアドバイスをしながら手伝って

あげられるとほっこりしていいですね。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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