実家の「生前整理」や「遺品整理」をする際に
業者から見積もりを取ってみたら
結構な金額でビックリしてしまいますよね。
急いでいる時には仕方がないですが、
特に急いでいない場合には
費用は少しでも安い方が良いかと思います。
今日は「生前整理」「遺品整理」にかかる費用を
安くするコツを、遺品整理士でもある私が
2~3分で読む事が出来る様に書いていきます。
費用を安く抑えるための3要素
まず、費用を安く抑える為には、
次の3つの要素のいずれかがないと難しいと思います。
①まだ時間に余裕があるか?
がんばって急げば間に合いますが、賃貸物件などで解約する
期限が「1ヶ月後」など、既に決まってしまっている場合には、
結構肉体的にハードな作業となってしまいます。
②対象の物件へすぐ行ける場所にあるか?
同じ市内などでしたらすぐに何度も足を運ぶ事が可能ですが、
「遠方にいる一人暮らしの親」ですと動ける日にちが
限られてしまうのでとても厳しいですね。
③自分以外に何人動けるか?
せっかく気合を入れて作業に取り掛かろうとしても、
1人では大きな家具を運ぶ事が出来ないなど、
労力にも限界があります。
自分以外に何人動くことが可能かという事は
コストパフォーマンスにダイレクトに影響します。
費用を安く抑える7つのコツ
ここでは、「費用を安く抑える7つのコツ」を
見ていきましょう。
①可能な限り自分で作業を行い、行政サービスを利用する
作業を可能な限り自分で行い、自治体が運営する廃棄物処理施設
(〇〇市リサイクルセンターの様な名称が多い)に持ち込んで
処分するという方法です。
自治体によっては処理する施設がない所や、
テレビや冷蔵庫などの大型家電は受付不可の所も多くありますので、
各自治体のHPで事前に確認をしましょう。
②手伝ってくれそうな家族や知人がいる場合は手伝ってもらう
もし、当日に手伝ってくれそうな家族や知人がいる場合は
お願いをして手伝ってもらいましょう。
多少お礼をしても、業者に頼むよりはずっと安くできます。
「家族や知人に頼んで上記の①をする」といった感じです。
③家具家電はリサイクルショップへ持ち込む
「家電リサイクル法」によって、テレビ、エアコン、冷蔵庫、
洗濯機などの大型家電はリサイクルが義務付けられているため
自治体は受け付けてくれません。
近所にあるリサイクルショップに持ち込めば、リサイクル料金を
取られずに大体は引き取ってもらう事が出来ると思います。
④ネットの買取業者を利用する
最近は、幅広いジャンルで「ネットの買取」が行われています。
ダンボールに詰めて業者に品物を送り、査定されてその後
入金されるといった仕組みです。
Googleで「ネット買取 おすすめ」と入力をすると、
ジャンルに沿った様々なサイトが出てきますので、
各会社の得意ジャンルを把握したうえで依頼しましょう。
⑤部分的に廃棄物処理業者を利用する
大きな家具、家電やゴミなどを処分をして、
「これはもう粗大ごみの収集でも無理」という
次元になった所で廃棄物処理業者に処分を
依頼しますが、
その場合は「廃棄物」としての
処分のみで、遺品整理はしてくれません。
遺品整理業者が処分のみ引き受ける場合も
あります。
「トラック〇台分」や、「何リューベ」
などの単位で引き取ってくれます。
注意点は、玄関先や建物入口などへ
1箇所に自分で物をまとめておかないと
別料金を取られてしまう事もあります。
⑥複数の遺品整理業者の見積りをとる
物が最小限になった所で、複数の遺品整理業者から
見積もりをとります。
失敗しない業者選定の方法は、以前の記事で紹介をしていますが、
一番リーズナブルで感じのいい業者が良いですね。
⑦一気に終わらせずに少しずつ取り組んでいく
「時間」や「場所」などに制約がない場合は、
一気に作業をせずに、少しずつ取り組んでいきましょう。
ゴミ・粗大ゴミなども少しずつ捨てていく事が出来ます。
まとめ
ポイント
・費用を安く抑えるための3要素
①まだ時間に余裕があるか?
②すぐ行ける場所にあるか?
③人数は自分以外に何人動けるか?
・費用を安く抑える7つのコツ
①可能な限り自分で作業を行い、行政サービスを利用する
②手伝ってくれそうな家族や知人がいる場合は手伝ってもらう
③家具家電はリサイクルショップへ持ち込む
④ネットの買取業者を利用する
⑤部分的に廃棄物処理業者を利用する
⑥複数の遺品整理業者の見積りをとる
⑦一気に終わらせずに少しずつ取り組んでいく
今日は、「生前整理・遺品整理の費用を抑えるコツ」
について見てきました。
一番安上がりなのは、本人がまだ元気なうちから
生前整理を始めて、息子さん・娘さんが定期的に
処分を手伝ってあげる事がベストだと思います。
なかなかそうはいかないと思いますが、
まずは親と「片付けに関する会話」を始める事が大事ですよね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!