医療・介護

離れて暮らす親への「高齢者見守りサービス」を選ぶ際のポイント

 

高齢者で「おひとりさま」の親がいるのに、

自分の近くに住んでいないととても心配だと思います。

 

私の母も、静岡の実家で「おひとりさま」で暮らしています。

 

当初、東京に出てきて息子達の近くに住む事を

了承したものの、やはり新しい暮らしに対する不安と、

今の暮らしや職場が充実しているだけに、

最期まで変えたくないという意思だったので

現在1人で暮らしています。

 

しかし、それだけでは不安でしたので「見守りサービス」

の利用を条件としました。

 

今日は、「高齢者見守りサービスの選び方」

2~3分で読める程度に書いてみます。

 

 

高齢者見守りサービスの種類

 

ひと言で「高齢者見守りサービス」と言っても、

今は成長中の業界ですので

かなり多くの種類と多くの取扱業者が存在します。

 

いくつかの型に分類されますので見ていきましょう。

 

 

①通報・警備駆けつけ型

セキュリティー会社などが提供している事が多いタイプ。

24時間対応で、体調が悪くなり「緊急通報」ボタンを押すと

警備員が駆けつけるサービスです。

 

 

②センサー型

人感センサーをドアなどの各所に設置し、一定時間内に

本人の動きが感知できない場合は家族にメールなどの連絡が

行くタイプです。

また、家電やガスの使用状況などを使った

センサーも利用されています。

 

 

③カメラ型

室内にカメラを設置して、遠方に住んでいる家族が

リアルタイムの画像を見れてコミュニケーションもとれます。

 

 

④コミュニケーション型

電話・宅配・などで定期的に住んでいる家へ

直接訪問をしていくサービスです。

 

 

⑤複合型

様々な機器や見守りサービスを複合的にとり入れたサービスです。

 

 

 

「高齢者見守りサービス」のメリット・デメリット

 

次に、メリット・デメリットを個別に見ていきたいと思います。

 

①通報・警備駆けつけ型

【メリット】

大手警備会社の駆けつけサービスを使っているので、

夜中に何かあっても安心

 

【デメリット】

・「緊急通報ボタン」を押してからでないと状況がわからない

・月々利用料がちょっと高め

・緊急出動費は別の事が多い

 

 

②センサー型

【メリット】

・親のプライバシーが守れる

・24時間、365日見守る事が出来る

 

【デメリット】

・顔色の悪さ、話し方の変化などを確認できない

 

 

③カメラ型

【メリット】

・設置などが飛んでいてもカメラの前では静か

 

【デメリット】

・プライバシーの観点から、反対する家族が多数

 

 

④コミュニケーション型

【メリット】

定期的に直接訪問をしてくれる

 

【デメリット】

日常的な見守りや、緊急時の対応に向いていない

 

 

⑤複合型

【メリット】

各サービスの良い所を取り入れている

 

【デメリット】

高齢者には覚える事が多い

 

 

 

見守りサービスを選ぶ際のポイント

 

サービスを選ぶ際のポイントを挙げておきますので

確認してみましょう。

 

①操作が簡単かどうかで選ぶ

 利用者である親が操作する事が出来ないと、

 せっかくサービスを導入しても

 全く意味がありません。

 操作が単純で簡単かどうかを確認しましょう。

 

 

②費用で選ぶ

 せっかく良いサービスでも、利用料金が高いと

 大変ですよね。

 初期費用・工事費・月々の利用料金などを

 確認しておきましょう。

 

 

③親の性格で選ぶ

 細かい作業や機械が苦手など、性格は人によって違います。

 親の性格も考慮して選んであげましょう。

 

 

④親の状況や生活スタイルで選ぶ

 現在の親の状況や生活スタイルによって、

 半日の利用で大丈夫なのかなど

 状況に応じて必要なサービスを受けましょう。

 

 

 

まとめ

ポイント

・高齢者見守りサービスの種類

・「高齢者見守りサービス」のメリット・デメリット

・サービスを選ぶポイント

 

今日は、「高齢者見守りサービスの選び方」

などを見てきました。

 

結局、本人の利用状況や性格などを考慮してあげないと、

どんなに良いサービスであっても利用してもらえません。

 

ちなみに我が家はALSOKの「センサー&駆けつけ型」

です。


もし、何かあったらガードマンに駆け付けてもらう事が出来ます。

 

親子でよく話し合った上で導入すると、とても効果が実感出ますよ。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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