医療・介護

離れて暮らす高齢の親の「様子の変化」に気づく為のポイントとは?


皆さんは、久しぶりに実家へ帰省した時、母親・父親の行動に少しだけ「違和感」を 

感じた事はありませんか? 

 

「ひょっとしたら…」 

少し時間をとって注意深く実家の様子と親御さんの状態を観察してみて下さい。 

今日は。「親の様子の変化」について、2~3分で読める程度に

いていきたいと思います。 

 

 

「うちの親は大丈夫」という思い込みは危険 

 厚生労働省の試算によると、2025年には高齢者の約5人に1人が 

認知症になると言われており、 

年齢別だと85歳以上の半数以上が認知症になる可能性がある 

と言われています。 

 

よくあるのが、これまでは長年健康でピンピンしていたのに、 

ある日床にある物につまずいて軽く骨折、そして入院、 

退院したらそのまま介護施設へ入所という運動能力の低下 

によって引き起こされるケースです。 

 

また、認知能力が低下してきても息子は遠方に住んでいる為、 

認知症の発症に気が付けないケースもあります。 

 

「もしもの時」は突然やってきます。

「うちの親はまだまだ大丈夫!」 

と安心してばかりはいられません。 

 

 

 

こんな「様子の変化」はありませんか? 

 久しぶりに実家に帰省した時に「あれ?急に年取ったな~」 

と感じたら、様子に変化がないか注意してみて下さい。

 

下記にポイントを挙げてみました。 

 

・「最近、物忘れが多くなっている」と言い出した 

 

・何度も同じ話ばかりする様になった 

 

・転倒やケガが増えてきたと言っている 

 

・鍋を火にかけていたことを忘れて焦がした様な跡がある 

 

・指定された日にゴミが出されていない感じがする 

 

・食器棚が整頓されていなく、明らかに違うものが入っている 

 

・服や物のしまい忘れや置忘れが以前より多くなっている 

 

・料理のレパートリーが減り、以前と比べて作る時間が増えている 

 

・料理の味がとても濃くなった 

 

・クローゼットや押入れの引き戸が開いたままになっている 

 

・話が途中で終わってしまったり、飛んでしまって会話が 

 続かなくなってきた 

 

・何だか元気がなさそう 

 

 

認知機能が少しづつ低下してきている可能性もありますね。 

 

 

 

リスクが高まる前に家族で話し合っておく 

「もしもの時」は急にやって来る事もありますので、 

日頃から下調べをしたり、家族で話し合っておく必要があります。 

 

 

・室内に大きな段差はないか 

 

・室内に歩行するのに邪魔な物などは置いていないか 

 

・近隣にある介護施設の種類や空き状況について調べる 

 

・大きい病院などについて詳しく調べる 

 

・誰が通院などの面倒を看ていくのか

 

・終末期治療における本人の希望を聞いておく 

 

・治療や介護にかかる費用がいくらかかるのか調べる 

 

・費用を誰がどうやって捻出していくのかという対策を練る 

 

 

無理に今の生活をガラッと変えてしまう必要はないと思いますが、 

まずは状況の把握と軽い会話から始めてみてはいかがでしょうか? 

 

 

 

まとめ 

ポイント

・「うちの親はまだ大丈夫」という考えは危険 

・こんな「様子の変化」が出てきたら要注意 

・リスクが高まる前に家族で話し合っておくべき 

  

という事を日頃から認識しておきましょう。 

 

また、 

・遠方であっても定期的に親の状況を確認して

 「様子の変化」を見逃さないようにする 

 

・「もしもの時」に備えて、日ごろから 

 色々と調べたり、本人の希望を聞いたり、 

 家族と話し合ったりしておく

 

という事が大切ですね。 

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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