終活

遺影は「葬儀における影の主役」です

 

皆さんは親や親族が突然亡くなった際にある事に困ってしまった事 

はありませんか?

 
そうです。「遺影」に使う写真です。

 
故人のスマホやアルバムを調べると、生前に故人がとった

「風景」、「ペットの写真」、「お孫さんの写真」、「家族の写真」

はあっても、意外と自分が一人で写っている写真はないですよね。

 
今日は、「遺影写真」について2~3分で読める程度に

書いてみたいと思います。 
 
 
 

遺影という存在の大切さ 

昨年、義祖父と儀祖母の葬儀に参列して感じた事は、

遺影という存在の大切さでした。 

参列者はまず、祭壇に飾ってある「遺影」を見ながら

故人を偲んで手を合わせ涙を流します。

 

 
義祖母の写真は、生前に自分で「お気に入りの写真」を

用意していたので素敵な笑顔の写真がありましたが、 
 
儀祖父は全く用意をしていなかった為、良さそうな写真を

探すのにとても苦労しました。

 

 
素敵な一瞬を切り取った「思い出の写真」であったりすると

葬儀の際に遺影写真について参列者が「故人の思い出話」を 

する事が出来ます。 



もう本人がこの世にいない為、

「遺影写真は本人の代わりとなって葬儀での影の主役になる」

と考えたら、 
 
「家族に任せておけばいいや」 

という感覚にはなりませんよね。 
 


 

こんな遺影はNGです 

次に、こんな遺影はNGですという事を挙げてみたいと思います。

 

①証明写真の様な無表情な写真 

無表情や、怖い顔の遺影に手を合わせるのは気が引けますよね。

参列者の気持ちになって写真を選ぶべきです。

 

②集合写真の一部を大きく引き伸ばした写真 

集合写真は一部を引き伸ばすと画像が荒くなってしまいます。

背景も人や物が映り込んでいますので遺影としては適していません。

 

こういう写真はよく見かけますが、とても味気なくて残念ですよね。 

 
 

遺影に適した写真とは 

遺影に適した写真とはどの様な写真なのでしょうか?

 ①顔が大きく映っている写真 

葬儀の祭壇にはA4位の大きさの写真を使います。

顔が小さい写真を使用すると、大きく引き伸ばす

必要があり、画像がぼやけてしまいます。 

 

②故人の人柄がよくわかる様な写真 

・旅行に行った時の写真

・自分が一番輝いていた時の写真 

・趣味の集まりの時の写真 

 など、

故人の人柄や、大好きだったひと時の写真を使う方も 

増えています。 


葬儀用とは別に、仏壇に置く様に使う方も多いです。 

 

③背景が色々と映り込んでいない写真 

写真の背景はモノトーンやブルー系となっていて 

画像を切り抜いて加工しますが、背景がごちゃごちゃ 


映り込んでいると画像が不自然になってしまいます。 

 

④自然な笑顔が撮れている写真 

写真スタジオや出張サービスなど、プロに頼んで撮るのも 

良いですが、家族が撮った写真は日常的で自然な笑顔が 


撮れ、味のある写真となります。 

 
 

 

必ずしておくべきこと 

ここでは、必ずしておくべき事を挙げていきます。

①保管場所を決めて家族と共有をしておく 

せっかく撮影しておいた写真も、保管場所がわからないと

残された家族が見つけ出す事は出来ません。

 
写真や記録媒体などをエンディングノート内に 

透明のクリアファイルに入れて挟んでおきましょう。 



写真の裏面には

・撮影日 

・何をしていた時の写真 

・どこに行った時の写真

 などを書いておくと良いですね。 
  

 ②写真は定期的に撮り直す 

「最近の写真」のつもりで残した写真が「10年前」に

撮影した写真だと、もはや「最近」ではないですよね。

写真は定期的に撮り直す様にしましょう。 
  


 

まとめ 

ポイント

・遺影という存在の大切さ

・こんな遺影はNGです

・遺影に適した写真とは

・必ずしておくべきこと

 

今日は、「遺影写真」について書いてみました。

 
私の母は、自ら厳選した「お気に入り」の写真をエンディングノートの

最終ページに挟み込んでいます。 


女心としては、何歳になっても

「変に映っている写真は使われたくない」

のだそうです(笑)

 
皆さんも「お気に入りの一枚」を用意しておきましょうね。 
 
最後までお読みいただきましてありがとうございました! 

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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