以前、お客様から
「私はおひとりさまだから特に終活をする必要はないでしょ?」
と質問をされたことがありました。
違うんです!
「おひとりさま」だからこそ
早めに終活をスタートさせる必要があります。
目次
「おひとりさま」ってどんな状態?
「おひとりさま」とはどんな状態なのでしょうか?
一般的な「おひとりさま」とは、自立した独身女性という
イメージがあるかもしれません。
実際はひと言で「おひとりさま」と言っても、
色々と種類があります。
・生涯独身暮らしの方
・離婚や死別をした方
・子供がいるが独立して遠方に住んでいる方
・親族はいるが、縁遠く一人で暮らしている方
結局、お二人で住んでいても、パートナーと死別して
しまうなどの理由で誰でも「おひとりさま」
になってしまいます。
ほとんどの単身住まいの方は「おひとりさま」に
なってしまうのですね。
なぜ「おひとりさまの終活」が必要なのか?
「おひとりさま」だったら終活はあまり必要ないと
思ってしまいがちなのですが、実際はその逆です。
・孤独死の危険性があるから
・医療や介護の面で頼れる人がいないから
・延命治療の希望が伝わらないから
・望んでいる葬儀をやってもらえないから
・望んでいる墓地や埋葬方法を伝える事が出来ないから
・1人だと誰かと会話をする機会が少ないから
・入院する時の「同意書」などを突然頼むのが困難だから
家族と同居していないだけに、多くのリスクを
抱える事になってしまいます。
いつから終活を始めるべきなのか?
一般的には、60代、70代頃から始める方が多いのですが、
最近はイキイキとした人生を送る為の準備として
40代、50代から始める方も増えてきました。
「いつから終活を始めるべき」というのは人それぞれですので、
『思い立った時』に『少しずつ』、『無理せず』に
行う事が大事です。
若いうちから始めた方が体が動きますし、周りの人も
サポートしてくれるので早めのスタートをおススメします。
具体的にどんな終活活動をするべきなのか?
では「おひとりさま終活」は具体的には
何をしていったら良いのでしょうか?
①エンディングノートを作成する
②財産目録を作っておく
③生前整理・片付けをする
④葬儀の生前予約をしておく
⑤お墓の生前予約をしておく
⑥死後事務委任契約をしておく
⑦任意後見制度の手続きをする
⑧地方自治体などのサポート情報をチェックする
⑨孤独死対策で「見守りサービス」をして備える
ざっと挙げてみましたが、もっとあるはずです。
どの活動も内容が複雑で濃いので
やはり若いうちから始めておく必要があります。
「おひとりさまの終活」で大事なこと
「おひとりさまの終活」では大事なことは2つあります。
①日頃から「まわりの人と繋がっておく」
孤独死を防ぎ、頭の老化などを防ぐという意味でも
色々な団体・サークルなどに加入してまわりと繋がりましょう。
・町内会などの地域活動に参加する
・ボランティア活動に参加する
・カルチャーセンターの教室に参加する
・シルバー人材センター等に登録をして仕事をする
②自分以外のサービスや制度などに「託しておく」
日々の暮らしに安心感が得られます。
・「見守りサービス」を導入する
・ 任意後見人制度を利用する
・ 死後事務委任契約を利用する
大変だと思いますが、常に念頭に置いて活動する
と良いと思います。
まとめ
ポイント
・「おひとりさま」ってどんな状態?
・なぜ「おひとりさまの終活」が必要なのか?
・いつから終活を始めるべきなのか?
・具体的にどんな終活活動をするべきなのか?
・「おひとりさまの終活」で大事なこと
「おひとりさま」は年々増えてきています。
家族と同居している方も、何かのタイミングで
ある日突然、「おひとりさま」になってしまう
かもしれません。
また、当の本人は何をしたら良いのかわからない、
調べてみる気力もない、といった方が大半だと
思いますので、
もし、自分のお父さん、お母さんがそういう状況
でしたら教えてあげて下さいね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!