生前整理で「片付け」をしていく中で、
「これは息子や娘、孫の為に残しておいてあげよう」
と思うモノがあると思います。
しかし、それは息子さんや娘さん、お孫さんが
本当に喜んでくれる品なのでしょうか?
故人の想いと家族の想いが違っている場合があります。
故人は思い入れの強い宝物のつもりでも、
残された家族はそうは思わないかもしれません。
今日は、遺品整理で「残されても処分に困ってしまうモノ」
という題で書いていきたいと思います。
遺品整理で残されても処分に困るモノ ベスト5
ここでは、遺品整理で「残されても困ってしまうよ」
と思うモノベスト5を挙げてみたいと思います。
第5位:寝具
押入れの大部分を占めてしまう寝具です。
本人が使っていた寝具類はやはり再利用をするには
抵抗感があります。
来客用の寝具は再利用をする方もいらっしゃいますが、
長年使わずに押入れの中に入っている物が大半ですので
まとめて処分した方が良いかもしれません。
第4位:趣味のコレクション
趣味で集めていた雑貨や絵画、手芸小物、フィギュア、
釣竿、ゴルフ用品など、コレクションの種類は多種多様ですが、
残された家族はその価値がわからないという所が
困ってしまいますよね。
第3位:たくさんの書籍
読書家の方はとにかく多くの本を保管しています。
処分するという事はかなりの抵抗感があるかと
思いますが、残された家族との本の好みも違うので
ただ処分をするのみとなり、多大な時間と労力を要します。
第2位:衣類
・いつか着ようと思っていた
・買ってから一度も袖を通していないブランド物の服
・仕事でいつも来ていたスーツ
・結婚式で来たドレス
・母親の形見の着物
高価な物や思い出のある物は、着なくてもなかなか処分
出来ずに残ってしまいます。
第1位:大量の写真
数十冊にも及ぶ大きさの異なるアルバム類が何処のご家庭にも
あると思います。
昔はフィルムで写真を撮っていたので、
「現像が仕上がった後の写真とネガがそのままでまとまっている」
という状況も多く、
いつのどのイベントなのかが本人以外は全くわかりません。
遺品整理での不用品処分方法
では、遺品として残された多くの品はどの様に処分されて
いくのでしょうか?
①親族や友人に形見分けをする
高価なモノや想い出深いモノ等は処分ではなく、
親族や友人に形見分けをする場合があります。
②リサイクルショップに買取をしてもらう
まだ新しめである、キズや劣化が少ないモノなどは
リサイクルショップに買取をしてもらうという手もあります。
しかし、大半が店舗へ持ち込み査定をしてもらうという手間も
かかります。
③自治体に粗大ごみとして出す
燃えるゴミ・燃えないゴミとして出せない場合は、
シールを購入して粗大ごみとして出す必要があります。
大量のゴミを一度に全て捨てるのは難しいので
数回に分けて捨てる手間がかかります。
④不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼をすると部屋まで来てくれて
そのまま回収をしてくれます。
また、遺品整理サービスも行っている業者もあります。
費用はかかってしまいますが、手間や時間をかけずに
処分をする事が出来ます。
家族の為に生前にしておくべき事
残された家族の事を考えると「本当に受け継いでもらいたいモノ
だけ」を残し、残りは生前に自分で可能な限り処分する事
が大切です。
生前に処分できないモノや、絵画、壺などの高価で
「誰が引き取るのか」でもめてしまいそうなモノの場合は、
エンディングノートなどに「誰に引き取って欲しい」など
記載してあった方が後のトラブルを防ぐ事になります。
まとめ
ポイント
・自分では価値ある宝物と思っていても、
残された家族は必要ではないかもしれない
・残されたら処分に困ってしまうものを知っておく
・残したいモノ・処分するモノは早めにどうするかを決める
今日は『遺品整理で「残されても処分に困ってしまうモノ』とは?
という事を書いてきました。
どうしても残してもらいたい・受け継いでもらいたもの
がある場合はエンディングノートに書いておくと家族に伝わります。
「自分の為に残す」のではなく、「家族の為に残す」という事
を頭の隅に置いて行動していきましょう。
過剰な無理は禁物ですが、
・「いるモノ・いらないモノ」の分別をしておく
・エンディングノートに残してもらいたいモノを書いておく
だけでも残された家族は助かりますよ!
ご家族の方も無理に捨てさせようとするなど、
ご本人を追い込まない様にして下さいね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!