葬儀・お墓

ウチの親はどっちにする?家族葬と一般葬の違いとは?

 

最近は、地域との関係が希薄になってきた事や

参列者が高齢化している事などの理由から、

TVでも「家族葬」のコマーシャルが頻繁に放映されています。

 

私の母は家族葬の予定ですが、

「ウチの親は家族葬・一般葬のどっちにした方が良いんだろう?」

と悩んでしまう方も多くいらっしゃると思います。

 

今日は「家族葬と一般葬の違い」

について、2~3分位で読める様に書いていきます。

 

「家族葬」と「一般葬」の違い

まずは「家族葬」と「一般葬」の違いは何なのかを

見ていきましょう。

 

①家族葬とは  

参列者      :家族・親戚・親しい友人など 

規模       :30人前後位までが一般的

葬儀費用     :80~100万円前後

新聞のお悔やみ欄 :掲載しないことが多い

会葬礼状     :送らない事が多い

 

②一般葬とは  

参列者      :家族・親戚・親しい友人・会社関係・町内の人など

規模       :50人以上が多い

葬儀費用     :200万円前後

新聞のお悔やみ欄 :掲載されることが多い

会葬礼状     :送る

 

身内だけ、もしくは自由度の高い葬儀を希望であれば家族葬、

会社関係や町内の方、習い事の友人などを呼ぶ必要もあれば

一般葬を選ぶ事が一般的な様です。

 

 

「家族葬」と「一般葬」のメリット・デメリット

 

次に、「家族葬」と「一般葬」のメリット・デメリットを

挙げてみました。

 

①家族葬のメリット・デメリット

【メリット】

  ・葬儀費用を安く抑える事が出来る

  ・ゆっくりと故人を偲び、自由度の高い葬儀を行う事が可能

  ・葬儀にかかる準備時間を減らす事が出来る

 

【デメリット】

      ・葬儀代を香典などで賄えない

  ・呼ばなかった人と後日トラブルになる可能性

  ・葬儀後に参列しなかった方の弔問への対応に追われる

 

②一般葬のメリット・デメリット

【メリット】

      ・葬儀代のある程度を香典で賄う事が出来る

  ・生前お世話になって人達に一度にご挨拶する事が可能

  ・呼ばなかった人とのトラブルは少ない

  ・葬儀後の弔問客は少ない

 

【デメリット】

      ・葬儀費用が高い

  ・人数が多い分、参列者への対応や葬儀の準備に追われる

  ・自由度の高い葬儀を行いづらい

 

 

親の希望を今のうちに聞いておく

 

子世代の現実的な考えや懐事情と、本人の希望とは

実際には大きくかけ離れている場合もよくあります。

 

・大規模で盛大に行って欲しい

・身内だけでコンパクトに行って欲しい

・「自由葬」にして、家族や友人たちに歌や演奏をして欲しい

 

など、本人の希望も色々とあると思います。

 

まずは、本人にエンディングノートへ希望や

参列してもらいたい人の数などを書いてもらい、

内容と費用を確認しながら話し合っていきましょう。

 

 

まとめ

ポイント

・「家族葬」と「一般葬」の違い

・「家族葬」と「一般葬」のメリット・デメリット

・親の希望を今のうちに聞いておく

 

「今は自分の仕事が忙しいからその時になってから考える」


という方は多いと思います。

しかし、

もしもの時は急にやってきます。

 

本人の葬儀スタイルの希望や呼ぶべき人・呼びたい人の

リストアップを生前にしておかないと、

後で思わぬトラブルや

「本人の希望と違ったのでは…」という

後悔をしてしまう事になります。

 

前ぶりもなく本人にいきなり聞くと

「早く死んでもらいたいの!?」

 

と怒られてしまう事もありますので、

まずはエンディングノート書いてもらってから

じっくりと話し合ってみて下さいね。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

 

 

 

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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