終活

40代・50代向け『エンディングノートのイメージアップ作戦』

 

「エンディングノート」という言葉を聞くと、

どちらかというとネガティブな

いうイメージを持ってはいませんか?

 

私も終活を学び始めるまではマイナスのイメージを持っていました。

 

しかし、しっかりとエンディングノートを学んでみると

考え方が一新されましたので皆さんにご紹介致します。

 

 

1.これまでのイメージ

 

一般的によく言われているエンディングノートのイメージは、

 

・高齢者が死にゆく準備の過程で書き記しておくためのノート

・残された家族に自分の大事な個人情報を伝えるためのノート

・書き終わったら無くさない様に人目に付かない所や金庫にしまっておく

・分厚くて難しい事をたくさん書かなければいけない

 

などの『暗いイメージ』が多かったと思います。

 

 

こんなにネガティブな要素が多い為、せっかく

「終活」に対して前向きに考え始めた親からも

 

「今忙しいから時間がある時にね」や

「難しそうで全部書ける気がしないよ」

 

などの暗いイメージの言葉しか返ってきませんよね。

 

 

2.エンディングノートはこんなに便利

 

全世代的にイメージがとても良くないエンディングノートですが、

考え方によっては「こんなに便利!」と思える具体例を

挙げてみます。

 

①親が突然亡くなってしまっても困らない

 

・葬儀に誰を呼ぶべきか

・友人の連絡先

・加入していた保険や種類

・銀行通帳や銀行印の場所

・口座引き落としになっているものは何?

 

 など、本人でないとわからない情報は、家族が葬儀の準備などを

 しながら手探りで探すのはとても大変です。

 

 でも、エンディングノートに全て書き込んでおけば安心です!

 

 

②家族が入院してしまっても困らない

 

もし、ある日あなたの奥様が突然長期入院をして

しまったらとても困ってしまいませんか?

 

・引き落とし口座の出入金管理

・子供の幼稚園や学校の連絡先や担任の名前

・塾やお稽古などの連絡先

・医療保険などの加入情報

・子供のかかりつけ病院

・ペットのかかりつけ病院やいつも食べているドッグフードの銘柄

 

 「主人に任せている」「妻に任せている」と普段は言っていても、

 もしもの時は突然やってきます。

 

 意識不明になってしまうかもしれませんし、携帯電話に電話をして

 聞く事も出来ません。

 

 でも、エンディングノートに全て書き込んでおけば安心です!

 

 

③自分や家族の為に日常生活の備忘録として使える

 

たまにこんな状況に出くわしませんか?

 

・親戚にお礼状やお礼の電話をしたいが何処に書いてあったかわからない

・プロバイダや家族で加入している携帯電話のプランなどを見直したい

・保険の見直しをしたいが加入しているプランがわからない

・お財布を落としてしまってカードをストップしたいけどカード情報がわからない

・毎月何日に、何の引き落としがかかっているかを知りたい


エンディングノートに全て書き込んでおけば、

日常生活の備忘録代わりになるので安心です!

 

 

 

④結論:親の世代だけでなく自分の世代も作成しておくべき

 

エンディングノートは、親の世代だけでなく、自分達の世代も

日頃から作成をしていればとても便利なツールになるという事です。

 

また、日頃から自分が作成をしている事によって、親が作成をする際に

的確なアドバイスやサポートをしてあげる事が出来ます。

 

 

3.こんな使い方もある

 

通常の便利な使い方を前章でお伝えしましたが、

こんな使い方もあります。

 

①「その年にやりたい事リスト」を作る

その年にやりたい事・何月頃にやりたいか・いくら位か

などを書いておきます。

 

  例)・夫婦で旅行  など

 

 

②「その年にかかるイベントのお金リスト」を作る

その年にお金のかかりそうなイベント、何月頃にあるのか、

いくら位必要かなどを書いておきます。

 

  例)・息子の大学入学 など

 

 

③「マネープラン表」を作る事が出来る

①②で作成をしたリストから、その年にかかりそうな金額を表にまとめ

「マネープラン表(目標金額の見える化)」を作る事が出来ます。

 

 

かかる金額を目標となる前の月迄の月数で割る

何月までに具体的にいくら貯めていけば良いのかを

「見える化」する事が出来ます。

(ザックリとで構わないので簡単なものでOKです)

 

 

エンディングノートは毎年作成し直したり、

書き加えたりする必要があるので、そのついでに別紙で作成を

しておけば簡単なマネープラン表になります。

 

 

 

4.まとめ

ポイント

1.これまでのイメージ
  『暗いイメージ』が多かった

2.エンディングノートはこんなに便利
     ①親が突然亡くなってしまっても困らない
  ②家族が入院してしまっても困らない
  ③自分や家族の為に日常生活の備忘録として使える
  ④結論:親の世代だけでなく自分の世代も作成しておくべき

3.こんな使い方もある
  ①「その年にやりたい事リスト」を作る
  ②「その年にかかるイベントのお金リスト」を作る
  ③「マネープラン表(目標金額の見える化)」を作る事が出来る

以上の様に、エンディングノートは正しく付き合うと

私たち若者世代でもとても便利な万能ツールとなりますので、

是非今日から作成してみましょうね!

 

これからも

40代・50代の方々への「エンディングノートのイメージアップ作戦」

を推進していきたいと思います!

 

エンディングノートの書き方・書くべき項目とポイント

 

  • この記事を書いた人

小泉 寿洋

住まいの終活相続アドバイザー/賃貸経営コンサルタント/ 不動産業界歴約18年の経験を活かし、現在は不動産に強い終活の専門家として活動中。 所有資格:終活ガイド上級(1級)・エンディングノート認定講師・終活ガイド検定認定講師・終活カウンセラー1級・宅地建物取引士・遺品整理士・相続診断士・AFP・賃貸不動産経営管理士・他多数

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